こんばんは、ごった煮です。
10月27日にANAが就航したチェンナイへ、ハーフマイルキャンペーンを利用して行ってきました。
搭乗記とホテル宿泊記(クラウンプラザ)は後日、初めてのインドで印象的だった観光地から紹介していきます。
世界遺産マハーバリプラム
南インドで栄えたパッラヴァ朝が7~8世紀に貿易港マハーバリプラム(マーマッラプラム)の海岸沿いに建築した石造建築。
「南インド」というとあまり高校レベルの世界史では登場せず、「インダス文明」から始まり「ムガル帝国」まで北インドが中心です。
なので、この世界遺産も今回チェンナイに行くことが決まってから知りました。
マハーバリプラムへの交通手段
ブログなどの旅行記を調べても路線バスで行ったという旅行記しか見当たらず。
インドではまだ利用できるUberとか、交渉してタクシーをチャーターとかと考えていたら、ホテルのオプショナルツアーにあるのを発見しました。
ちなみにUberで検索した際の片道料金が1,200~1,300ルピーだったので往復でその倍、と考えるとちょっと高くなりますが帰りの心配をしなくて済むのが決め手。
コンシェルジュデスクですぐに行きたいと申し込んでみると、速攻で手配してくれました。
車はミニバンタイプでゆったり、ホテルの制服を着た運転手も対応が丁寧でしたが運転自体は結構強引。
信号待ちなど停車中の列の脇をすり抜けて先頭に出ていました。
それでも市街を出ると、ベンガル湾を一望できる橋の上で写真を撮るのに車を止めてくれたり。
車中ではベジタリアンかノンベジタリアンか、シーフードと肉はどっちが好みか、というような話をしていたらどうやら昼食のレストランを予約するためだったり。
現地で観光ガイドがどうのこうの、というので適当にイェスと返したらガイドを手配してくれました。
遺跡を見学
現地に着いて紹介されたガイドは、こちらの英語力を汲んで「ゆっくり分かりやす英語で」喋りますというガイド。
各遺跡共通のチケットは一人600ルピーで「地球の歩き方」に出ていた通りの料金でした。
我々の前に購入したインド人らしい家族がカードで支払っていたので、ANAカードを出しましたが使えず。
まず最初に見学するのは、石彫寺院「パンチャ・ラタ」(5つの寺院)から。
この日は土曜日でしたが社会科見学の小学生が多くいました。
ガイドの説明は確かに聞き取りやすく、ヒアリング力皆無の我々でも大丈夫。
- 5つの寺院それぞれが、シヴァ、ヴィシュヌなどヒンドゥー教の神を祭っている。
- 5つの寺院とライオン、象、牛の彫像はすべて、一つの石を削って造られた。
- 一つの建物でもヒンドゥー、仏教、ローマ様式が混在しているらしい。
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マハーバリプラム以外に、古来の読みからマーマッラプラムという名称もある。
- 最近では2004年のスマトラ島沖地震ですが、津波に2度襲われている、など。
確かに単独で見学しているだけでは分からないことが多く聞けたので非常に勉強になった。
ただし、次の寺院に移動する途中でお土産屋に寄らされます。
展示されているお土産物はシヴァやブッダ、ガネーシャなどの石像。
高いか安いか値段もよく分からないので買いませんでしたが、石を彫る技術は今も残っているようです。
次は石窟寺院と「アルジュナの苦行」と呼ばれる石壁彫刻。
石窟寺院のシヴァ神やライオンの彫刻を見学して、石壁彫刻についても説明を受けます。
くぼみの左で両手を上げて片足立ちをしている聖者が苦行中のアルジュナ、「マハーバーラタ」では英雄でかなりの色男とされます。
ガンジス川を表す真ん中のくぼみに蛇神ナーガ。
像の牙の下の猫も両手を上げてアルジュナの真似しています。
石窟寺院の次がお目当ての一つ「クリシュナのバターボール」。
バーターボールというと子供のころによく舐めたのはライオンバターボール。
バターボールの下の地面も石で、みんなが登るあたりはツルツルで気をつけないと滑ります。
後ろ側で石を押す真似をしていたら、次に同じことをしたインド人が写真を撮ってくれと。
最後は海岸の石造寺院。
混んでるのを避けたのか、入場で行列している寺院の内部には入れないと。
周りを回って、隙間から内部を眺めて見学終了です。
見学中ずっと気になっていたガイド料金はチップ込みで1,500ルピー。
あなたが幸せに感じた額をと言ったくせに、1,000ルピー渡したらもう500ルピーくれとか、きっちり取られました。
相場が分からないので高いかどうかもイマイチ不明ですが、まあ良し。
レストラン
車に戻ると昼食へ行くといわれ、海沿いのレストラン「バンビーノ」へ。
出迎えの店員に連れられて店内へ入ったときはほかに客がおらず、手持ちの現金が少ないこともあって若干不安に。
レジ脇に積まれているメニューは見せてもらえず、お盆に盛った魚、エビ、カニ、ロブスターから選べと。
カードが使えるか聞き、最も安そうなエビの値段を聞いて2,500ルピーというのでもうそれで決めました。
料理を待つ間にグーグルマップで現在地付近の店を調べてもこの店らしいのは見当たらず不安が倍増。
スターターにはお勧めされたカラマリ、600ルピー。
そしてやってきたメインのエビのカレー風味揚げ、野菜のビリヤニ付きです。
思っていたよりエビが多くて、味は濃い味付けで調理されていて美味しかった。
海を一望できる景色と、先ほどの海岸寺院も見られてロケーションはまずまず。
気になるお値段は飲み物も含めて3,550ルピー、ANAカードで支払いました。
後でグーグルマップでよく調べたら、店の場所が少しずれたところに。
食事中には中国人らしいツアーの団体が入って来ましたし、観光地価格というコメントに妙に納得できました。
海外にいる以上はつたない英語でも言いたいことははっきりと言う、聞きたいことはしっかりと聞くと反省しつつ世界遺産のマハーバリプラム、大変に楽しめました。