こんばんは、ごった煮です。
新しい統合プログラムの発表があったSPGとマリオットリワードですが、皆さんの素早い情報発信に驚いています。
そこで、SPGアメックスの動向をニュース発表を元にちょっと考察してみました。
~目次~
米国ではマリオットリワードの新クレカを発表
5月3日より「Marriott Rewards Premier Plus Credit Card」を米チェース銀行にて発行と発表しています。
これまで米国で発行されていた「Marriott Rewards Premier Credit Card」の上位カードですが、そもそも日本には関係なし。
一応新カードの主なメリットをまとめると、
・既存カードの保有者がシルバーエリートだったのをゴールドエリートへ
・1ドルの利用につき5ポイント付与を6ポイントへ
・カード更新時にマリオットのカテゴリー1~5(7,500~25,000ポイント)までの無料宿泊特典を35,000ポイント(カテゴリー7)までへ
などとなっています。
米アメックスもSPGの新カードを発表
8月には米アメックスから「Starwood Preferred Guest Luxury Card」が発行と発表されています。
https://www.spgpromos.com/amexcomingsoon/terms/luxury
このカードの特徴として現時点で分かっているのは、
年会費450USD(その他のニュースソースでは450~550USD)
・追加カード無料
・ゴールドエリートが付帯
・最高300USDのホテル無料宿泊
・「Global Entry」(事前入国審査プログラム)と「TSA PreCheck」(TSA事前審査プログラム)の登録
などとなっています。
両プログラムの詳細は以下を参照。
https://www.united.com/web/ja-JP/content/travel/airport/tsa-precheck.aspx
ニュースは以下を参照。
ただ、詳しいことはおいおい明らかになっていくと思われます。
それで日本のSPGアメックスはどうなる
昨年末に「SPGはどうなる?」で個人的に推測を書いてみましたが見事にハズレとなりそう。
まず、マリオットリワードカードは日本では発行されず、SPGアメックスは継続されそうです。
その前提で米国の「ラクジュアリーカード」を参考に今後のSPGアメックスについて考えると、
・年会費は31,000円で継続
・家族カードの年会費15,500円もそのまま
・ゴールドエリートステイタス付与も変わらず
・カード更新での無料宿泊は最高300USDの宿泊料金に適用
といったところ、あくまで個人的な憶測です。
上記のように考える理由は次の通り。
年会費については、
米国のラグジュアリーカード年会費から日本人では利用できない「Global Entry」の100USD、「TSA PreCheck」の85USDの登録料を減額。
するとカード年会費が265~365USDの範囲となる。
そして、米国のカード利用ポイントが1USDにつき何ポイントなのに対し日本は100円につき何ポイントのため、1USD=100円を前提としている。
以上より中値の315USDが31,500円となるが、年会費の変更に要する費用等を考慮すると変更はなし。
ゴールドエリート付与については特に考察なし。
更新時の最高300USDの無料宿泊は、
これまでSPGのカテゴリー7以上が対象外でしたが、例えば今年カテゴリーが7になった「セントレジス大阪」で、安い時期のスタンダードルームがおおよそ3万円強。
先ほどの想定レートでは300USDとなり、それ以上の価格となる無料宿泊は提供しないという意図。
その場合、旧来のカテゴリー7でもオフシーズンならば泊まれる可能性もありますが、逆に旧カテゴリー6をホリデーシーズンなどに利用できなくする、という対応をとってきたと考えられます。
SPGアメックスについては日本の後追いで、同レベルのカードを米国でも発行するようになったと勘繰っています。
まあ、これまでSPGの件といい、サーチャージの件といい予想をことごとく外していますので全く参考にできませんが。