こんばんは、ごった煮です。
メキシコ旅行記の続きに戻って、メキシコ各地の遺跡から出土した展示が一堂に会する国立人類学博物館です。
前回の記事「モンテ・アルバン」はこちらをどうぞ。
【目次】
国立人類学博物館への行き方
メキシコが誇る考古学の殿堂、国立人類学博物館はチャプルテペク公園内にあります。
我々が宿泊した「マリオット レフォルマ」からだと、メトロバスの7号線に乗って「アンソロポロヒア」のバス停で降りるとすぐ。
このときはメトロバスに乗るのにカードが買えない事件があって、マリオットのベルマン「カルロス」に助けてもらいました。
その詳細はこちらの記事をどうぞ。
なお「ル・メリディアン」もレフォルマ通りにあるので、同じく7号線を利用して向かうことができます。
開館日と入館料
開館時間は火~日曜の午前9時から午後5時までとなっていて、月曜が休館日。
入館料は一人75MXN(約500円)、メキシコ市民などは日曜に入館無料となるそうです。
写真撮影は商用利用でない個人に限り無料ですが、フラッシュ、三脚、ライトは使用禁止。
ビデオカメラでの撮影を行う場合は45MXN(約300円)必要となります。
館内の展示
9時の開館と同時に行く気満々でしたが、30分くらい出遅れて到着しました。
入場するとまず目に入る、流れ落ちる噴水が圧倒的。
見学順を気にせず、まず向かったのが『太陽の石』、いわゆるアステカ・カレンダー。
とうの昔に過ぎましたが、この暦では2011年に第5太陽が滅亡すると解読できるという説があり、マヤ暦でも2012年人類滅亡の日とかありました。
現在のメキシコシティである、アステカ帝国の首都ティノチティトランは湖に浮かぶ都市だったという展示。
『コアトリクエ』はアステカ神話の地母神、後姿も奇妙なデザインでした。
メソアメリカで最初の文明と考えられるオルメカ文明の『巨石人頭像』。
ワステカ文明の『トラロック』像。
トトナカのこの土偶は、ふざけて作ったとしか思えません。
この3つはどれも、メキシコ湾岸地域で栄えた文明のものです。
先に訪れたオアハカのモンテ・アルバン遺跡の模型。
モンテ・アルバンから出土した翡翠細工、『コウモリ神の仮面』は不気味な印象としか思い浮かびません。
オアハカにある遺跡のもう一つ、ミトラ遺跡は幾何学模様で有名、行ってみたかった。
テオティワカンからは『太陽神の円盤』、髑髏ではないそうです。
『ラ・ベンティアの石標』は球戯のゴール用に使われたもの。
とても女神には見えない『チャルチウトリクエ女神』。
『チャックモール』でよく紹介されるのは、このチチェンイッツァの像です。
この皿の上にいろいろ置かれたんですね。
こちらはアステカのチャックモール。
それ以外にもいろんな種類があって、トルテカのトゥーラ戦士像の前にあるこのチャックモールが、チャックモールの始まりとされます。
トルテカの展示ではジャガー戦士の壁画も鮮やか。
パカル王の翡翠の仮面、マヤはやっぱり心を惹かれるものが多い。
神殿の壁の彫刻は修復中でした。
建物外にも展示があり、テオティワカンの精巧なミニチュアがあったり。
茂みのなかに遺跡が復元されていたり、これだけで見たら現地まで行ったとごまかせます。
ここで紹介したのは見学したうちのごく一部。
写真フォルダにはまだまだ写真が残っていて、コレクションのページでそれぞれいつ時代のどの文明のものとか調べていると時間を忘れます。
Museo Nacional de Antropología
館内の展示室は2階建てとなっていたり、メキシコの民俗学に関する展示などもあるので、すべて見て回ろうと思うと丸1日かけても足りません。
これだけのものが500円程度で見られるメキシコってスゲー。