こんばんは、ごった煮です。
令和への改元はメキシコで迎えました、新元号で最初の記事は、そのメキシコで起きた忘れ物事件の話です。
メキシコではUberが安くて便利
メキシコシティ滞在では「マリオット・レフォルマ」と「ル・メリディアン」に宿泊、移動には主にUberを使いました。
例えば、長距離バスの北バスターミナルへ行くのに、マリオットでタクシーを頼んだら300MXN(+チップで約2,000円)、ただこれはハイヤークラスのタクシーでしたが。
別の日に同じレフォルマ通りのメリディアンからUberを使ったら、65MXN(約400円)と1/4以下の料金。
ちなみに、マリオットからメリディアンの距離は徒歩で20分くらい、ホッピングで荷物があったのでタクシーを頼むと120MXN(約720円)しました。
UberはSPGとの提携を解消したり、東南アジアから撤退したのは残念ですが、使える地域であれば利用しない手はありません。
Uber車内に忘れ物
事件は、そのメリディアンから北バスターミナルへの乗車時に起きました。
朝一で乗車して運転手とテオティワカンに行くという話をしているうちに到着しましたが、スマホがポケットから滑り出て車内に忘れててしまいました。
そして、気がついたのがバスチケットを買っていざ乗車というタイミング。
ロータリーへ引き返してもその車が見つかる保証もなく、幸いに今回はiPadの方をルーターにしていて通信手段は確保しているので、Uberに忘れ物の手続きをすることにしました。
ただここで問題が、Uberの忘れ物対応は自分の電話番号を入力して運転手と電話でやり取りとなります。
iPadは音声対応していないので電話できず、にゃーさんのiPhoneではIP電話アプリを使っていないのですぐに使えるかも微妙な状況。
とりあえずUberのヘルプセンターにも問い合わせを入れて連絡を待つことに。
Uberならよほどのケースでなければ忘れ物が見つからないことはなさそうですが、すぐに取り戻せる可能性も少ないのではと。
この状況で想定していたのが次の通り。
- スマホと中の写真は諦めて、各アカウントのパスワード変更で対処
- 日本へ戻ってからUberオフィスとのやり取り
- ホテルで相談して運転手との連絡をしてもらう
特に2番は手間と送料がかかりそうなので、買い直したほうが安上がりかなと思っていました。
コンシェルジュに相談
テオティワカンの見学を終えてメリディアンへ戻り、わずかな可能性にかけてコンシェルジュに相談。
話を聞いてくれたコンシェルジュは状況を理解、自身の電話番号をUberとの連絡先にするように教えてくれました。
教えてもらった番号を連絡先に入力して待っていましたが、Uberを見たらセンターを通して運転手の電話番号と、それに電話するようにとメッセージが来ていました。
すぐにコンシェルジュへメッセージを見せると、デスクで運転手に電話して交渉を開始。
当初の説明は、
その運転手は今、乗客を乗せて遠くまで行っている
当日中にホテルに持って行けるか微妙、その場合Uberオフィスへ届けるので返却手続きをして欲しい
とのこと。
ここまで対処できたので、当日戻ってくれることを願うしかないと思いました。
ただ、ここから自身もUber利用者らしいコンシェルジュの交渉開始。
運転手の近くにいる別の運転手にスマホを渡してもらい、我々がホテルまで乗車したかたちでホテルに届けてくれるという対応にまとめてくれました。
電話の最後に「ムチャス グラシアス」と何度も言っていましたし、電話を終えると彼はナイスガイだといっていたので、運転手も何とかしようとしてくれたようです。
1時間ほどしてそのUberがホテルへ到着、ちゃんと透明なビニール袋に入れられたスマホを受け取り一件落着。
遠い異国でスマホを取り戻せるとは思っていませんでしたので感激しました。
Uberに言いたい
Uberのヘルプでは自身の携帯電話を紛失した場合友人の電話を利用するようにとしていますが、特に日本人の場合は海外で利用するのがほとんどです。
なかなか他人の電話番号が利用できるシチュエーションは難しいところ。
恐らく運転手と直接のやり取りしてしまうことを避けるのが目的と思われますが、Uberには何らかの対処をお願いしたいものです。
コンシェルジュに改めて直接お礼をいいたかったのですが、シフトの関係かチェックインまでに会えなかったのがとても残念。
どちらも本当にムチャス グラシアス。