こんばんは、ごった煮です。
航空機大手2社の2018年第1四半期決算と受注、納入動向が発表されていましたのでまとめました。
昨年の受注状況はこちらで記事にしています。
~目次~
相変わらず絶好調なボーイング社
737シリーズが4分の3以上を占める受注となっていて、キャンセルを除いた内訳ではNG(ネクストジェネレーション)3機と最新のMAX168機。
767は先日の1Q決算発表で生産拡大を発表、貨物機としての需要が復活しているようです。
777ではANAが貨物機(777F)を3月に2機発注、それ以外の3機も貨物機の注文。
先月、初号機が納入された787‐10は受注はなく、787-8が1機と787-9が31機となっています。
737は昨年初飛行から50年を迎え、今年3月には10,000機目をサウスウェスト航空に納入してギネス世界記録にも認定されました。
苦戦が続くエアバス社
主力のA320はceo(現行型)が6機とneo(新エンジン型)が41機。
2月にP&W社エンジンを搭載したA320neoに欠陥が見つかったことで納入延期が続いていて、そのあおりを受けた格好に。
生産中止が取りざたされていたA380は、エミレーツが2年ぶりに20機(カタログ価格で約1兆円)を発注して生産継続となりました。
エアバス社のA380特設ホームページ
昨年、運行開始から10年を迎えたA380は当初の期待とはかけ離れた状況になっていて、先行きは明るいとはいえません。
先ほど書いた通り生産継続とはなりましたが、カンタス航空によるとA380を1機飛ばすコストはドリームライナーを2機飛ばすよりも高いとのこと。
2019年春からANAのハワイ路線で運行されますので、これまでより乗る機会は増えそうですが、A380の投入路線が減る傾向なのも事実。
このホームページではA380が利用できる路線を検索できるので、旅行先が決まったらA380に乗れるか調べるのもいいと思います。